SPUS 有用安全工房を設立いたします
SPUS 有用安全工房は、豊富な実務経験を有する技術者が参加している任意団体です。その経験を技術支援と安全審査に活かして、産業用の機械装置の製造を生業とする、中小企業メーカーの競争力を向上させることが第一の目的です。
機械には様々の種類があり、国際規格の規定要求だけでは合理的な方策を見つけることは容易ではありません。個々の機械の特徴に合わせた実現可能な方策が選択できるよう、対等な議論を活発に行って技術者自身の実務能力を高めることが第二の目的です。
SPUS 有用安全工房は、なぜ名称に研究 (Study) と実践 (Practice) ではなく「工房」を入れているのか?
幸運と安心を得るためには工夫 (DEVISALs) が必要になりますが、その工夫は事務机 (Simulation) ではなく作業台 (Prototype) で生まれることを表しています。有用性は現実 (Reality) を追求することで生まれるため、コンピューターシミュレーションが盛んな現代型のデータサイエンス (Data Science) よりも、試行錯誤を繰り返して築き上げる普遍型のクラフトサイエンス (Craft Science) が、適切なアプローチであるといえます。世の中の工房で日々行われている創作活動が、SPUS 有用安全工房でも同じように行われています。
日本の産業を底辺から支える中小企業の発展のため、SPUS 有用安全工房の主旨に賛同していただける技術者の皆様からの参加をお待ちしております。