SPUS 有用安全工房

 SPUS 有用安全工房(Study and Practice of Useful Safety)【愛称:エスパス】 は、これまでにない独自の活動を展開し、中小企業の競争力向上と設計者の気概の醸成に貢献いたします。私たちは以下の理念・戦略・流儀を掲げています。

理念 Ideal
ちょっとした工夫で幸運と安心を
Little DEVISALs ensure LUCK & EASE.

戦略 Way
人間中心に基づく続短断長の方策
Precisely Balanced Human-Centered LEVERs

流儀 Style
対等な議論を重ねた納得の手段
Acceptable Steps through Equal DEBATEs

 Useful Safety 有用安全とは、学問としての机上の論理や安全に係る国際規格に留まらず、企画から稼動までの間に得られた教訓や経験を駆使して、安全性・生産性・経済性を高いレベルで実現する実践的な安全技術のことを表しています。対象は、「ISO/IEC GUIDE 51 安全側面-規格への導入指針」あるいは「ISO 12100 機械類の安全性-設計の一般原則-リスクアセスメント及びリスクリダクション」が適用される産業用の機械装置です。

 SPUSは Study and Practice of Useful Safety の略称で、Study and Practice は考えて実践すること、いわゆる「知行合一」を表します。リスクアセスメントとリスクリダクションは、過去の経験に基づく「暗黙知」であることが多く、頭で考えるだけ、あるいは、情報を集めるだけでは、皆が望む安全性を実現できません。実際の機械を見たり、聞いたり、嗅いだり、触れたり、操作したりすることで得られる経験を活かして、肌感の提案や判断を大切にします。もちろん、機械装置を設計するために必要な要求書・仕様書・設計図などの「形式知」を対象にして、技術的な検討や確認を行います。

 機械は人が使うものですから、人々が使いやすいと感じられる機械にするためには、使う人の心と体に記憶されている経験や教訓を活かすことが必要です。それを実践しながら安全性と経済性が両立する機械を生み出すとともに、使う人と作る人の双方が安心を享受できる環境を作り上げることは、SPUS 有用安全工房だからこそ成し遂げられると考えます。

 いろいろな事例を通じて多くの教訓と経験を蓄積しつつ、それらを機械安全に携わっている方々に向けて発信していきます。そして、皆が安心できる社会づくりに微力ながら貢献できれば幸いです。

2024年6月1日
SPUS 有用安全工房
リーダー 保科修一

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